国際留学生の増加、留学ビザ発行数が過去最高に
出入国在留管理庁は2024年の中間報告において、留学ビザ(在留資格「留学」)を取得した外国人留学生の数が大幅に増加したことを発表しました。特に中国、ベトナム、ネパールを中心とする国々からの留学生が顕著な伸びを示しており、2024年上半期の留学ビザ発行数は過去最高を記録しています。
中国、ベトナム、ネパールからの留学生が多数
2024年6月末のデータによると、留学ビザを取得している外国人の中で最も多いのは中国からの学生で、全体の約22%を占めています。次いで、ベトナムが約16%、ネパールが約5%と続いています。日本はこれらの国々と教育分野での連携を強化しており、留学生の受け入れ数は今後さらに増加する見込みです。
回復基調にある留学市場
2020年からのパンデミックの影響で一時的に減少した留学生数ですが、2024年には回復基調に転じ、留学ビザの発行数は前年比61.6%増となりました。これにより、日本の教育機関は再び国際的な留学先としての魅力を取り戻しつつあります。
文部科学省は、今後も留学生受け入れ体制の拡充を目指し、日本の教育の国際競争力を高めていく方針です。